授業の目標と内容

目標

メイクアップを施す対象である「顔」についての理解を深め、社会における「顔」の役割やメイクアップの必要性について見識を深める。多様性の時代において、それらを理解し、自らのフィールドで学んだことを実践できる力を修得する。メイクアップの持つ可能性について自身の見解を述べられるようにする。

◎D(知識を活かして考える力):顔の持つ社会的な役割とメイクアップの多様な活用方法を説明できる。

〇C(目標と計画を立てて課題を解決する力):現状から課題を抽出し、適切な方法で解決策を提示できる。  

授業計画

  1. ガイダンス

    授業内容、授業の進め方、評価方法に関する説明、これまで学んだ事と応用演習について。
    メイクアップの役割を幅広く捉え、可能性を考えていく。
  2. 「顔」「化粧」とは

     社会活動における顔の役割、なぜ化粧をするのか考える。課題シートに記入し、シェア、プレゼンテーションを行う。
    (シンク・シェア・ペア 質問に対して個人で回答後、ペアで共有と議論し 全体にプレゼンテーションを行う)
  3. ファッション業界とメイクアップ

    ファッション業界では、どのようなメイクアップの役割があるのか考える。具体的にブランドを 設定してメイクアップ実習を行う。
    (ブレイン・ダンプ 与えられたトピックについて知っている ことをすべて書かく)
  4. 表現とメイクアップ

    舞台、映像などの世界では、どのようなメイクアップの役割があるのか考える。デモンストレー ションを見て、感じたことを発表する。
    (ブレイン・ダンプ 与えられたトピックについて知っていることをすべて書かく)
  5. 女性の顔、男性の顔

     性別における顔の違いについて考える。考察した内容に基づき、実習を行う。
    (シンク・シェア・ペア 質問に対して個人で回答後、ペアで共有と議論し 全体にプレゼンテーションを行う)
  6. 子どもの顔、老人の顔

    年代における顔の違いについて考える。考察した内容に基づき、実習を行う。デモンストレー ションを見て、感じたことを発表する。
  7. 世界の「顔」と「化粧」

    多様な人種と文化の元、違った顔の特徴や文化としての化粧、風習としての化粧について考え る。
  8. 顔と心

     顔と心のつながりについて考える。メイクアップセラピーについて。
    (シンク・シェア・ペア 質問に対して個人で回答後、ペアで共有と議論し全体にプレゼ ンテーションを行う)
  9. 自分の顔、他者の顔

    自分の顔の特徴を客観的に理解する。自分の理想とするイメージに近づけるためにはどんなメイクアップが必要か考える。 他者の顔を観察し、魅力を見つける。主観的な良し悪しとなる表現は避け、説明することに挑戦 する。
    (シンク・シェア・ペア 質問に対して個人で回答後、ペアで共有と議論し全体にプレゼンテーションを行う)
  10. 人の魅力と美しさ

    人の魅力と美しさとは何か、多様な美しさについて考える。
  11. 時代と顔

    時代と共に移り変わる化粧と、その背景にある社会情勢や精神性について知る。
  12. 似合うメイクアップ(1)

    ペアワーク・課題シート提出
    似合うメイクアップについて検討し、提案しあう。相モデル実習。

  13. 似合うメイクアップ(2)

    ペアワーク・課題シート提出
    似合うメイクアップについて検討し、提案しあう。相モデル実習。

  14. メイクアップの可能性について(1)

    (プレゼンテーション)
    授業を通じ、各々に深めた顔やメイクアップについての見識を交え、メイクアップが持つ可能性 について発表する。
  15.  
  16. メイクアップの可能性について(2)

    (プレゼンテーション)
    授業を通じ、各々に深めた顔やメイクアップについての見識を交え、メイクアップが持つ可能性 について発表する。